Tuesday 22 July 2008

haruki murakami

1973年のピンボール by 村上春樹
見知らぬ土地の話を聞くのが病的に好きだった

この書きだしのセンテンスが好きでたまらない。
突然頭に浮かんだので、読みたい!と思って本棚探したら。なかった.....。

わたしも好きだ。見知らぬ土地の話を聞くこと。各国の友達の故郷の話。旅行に行ったときの話。それらはもしかすると今後訪れることもないかもしれない土地の話で。世界ってすごい。と知る。この。知る行為が。とても楽しい。でもさらに、自分が訪れた土地が、見知らぬ土地だった時。その見知らぬ土地とコミュニケーションをとっていくのが好きだ。歩き、見て、触れて、聞き、知る。土地の光。土地の色。土地のニオイ。土地の風。土地の音。土地の湿度。それは、街であっても、山であっても、海であっても、湖であっても。どこでもいいんだけど。時間がかかる場合もあるし。実はもう知ってた。って感じるときもあるし。なるほどねーって思ったり。警戒したり。身を委ねたり。特に、早朝に行うそれは土地そのものの存在を感じられる。動いている街でそれを行うのももちろんすごく好き。少しづつ慣れて行くのを感じる瞬間。自分と土地がとけあっていく瞬間。慣れて行く瞬間。だいたいカメラが一緒にいて。その一部始終を残してくれている感じ。

No comments: