Tuesday 13 December 2005

best music in 2005

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文句なしでこの1枚。
sigur ros / TAKK

というか。実は。2005年に聞いた音楽を思い起こしていたら、それは全て、best music in 2004と全く同じだったわけで。この2年間、まるで同じ音楽を繰り返し聞いているわたし。で。そんな中でも。ものすごい音楽に出会った....。と感じさせてもらったのが、この「TAKK」なんというか。このアルバムを聴いている時は。感覚の限界ってものが広がっていくのがわかる。今まで触れたことがない、そんな地点に到達させてくれる。体中の感覚が解放されて、表皮?が開く瞬間を感じたり、まるで音が自然物のようにあまりにナチュラルに体に存在したり。本当に。こんなものを世の中に生み出してくれたSigur Rosに、ただただただただ、壮大な尊敬と感謝。

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best acts

sigur ros @ summerset house
takagi masakatsu @ NFT
sigur ros @ brixton academy
tsujiko noriko + aoki takamasa @ the luminaire
the explosions in the sky @ hammersmiths academy
the explosions in the sky @ the garage
her space holiday @ metro club

2月に。mumのライブを逃したことだけが、心底悔やまれる....。

Friday 11 November 2005

explosions in the sky at garage

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20代最後の3日間。怒濤のライブラッシュ最終日。explosions in the skyのライブ2日目。今日は彼らがヘッドライン。ものすごく目の前で、彼らの音に包まれ、彼らの姿を見ている最中。自分の体が何か、音楽を聴く事によって浄化されていくのがわかった。琴線が脈打ってる。音の中に存在するというその事自体、壮大な出来事なような気がした。

彼らのライブ中、ムクムク感じたのは。「音楽」っていうひとつの可能性が世の中には存在して。その存在は、それを操る人の能力によって、可能性はどんどん活かされていくのだ....。と。うまく言えないけど、珈琲の粉を入れたフィルターにお湯を注ぐと、フィルターの下には珈琲が出来るのと同じような具合に(ちょっと違うか?)。才能や能力がある人たちっていうフィルターを通された「音楽」っていう可能性は、はてしなく宇宙的な存在にまでされてしまうんだ....。わたしがやりたいと思ってる「美しい」ものに焦点をあてたいと思ってることって。「美しい」が「好き」だからじゃなくて「信じている」からなんだな....。とか。そんなことを突然感じたり。好きな音楽を聴く事。感じる事。ライブを見る事。この行為は、わたしにとってコアブースターだな....。と改めて思った。そして。やっぱり。ミュージシャンのことは。世の中で一番尊敬してしまう。


all tomorrow's parties presents. 家からバスに乗って10分くらいで着く、highburyにある" garage"。小さいライブハウス。集まるお客さんも、どっかカジュアル。積極的にぐいぐい進んで、一番前の隅っこを確保。ここ。ステージ角と壁に阻まれた死角。ぽっこり三角コーナーみたいな場所で、とても狭いのだが、他の人が入って来れない分、誰にも邪魔されず鑑賞できる。さいっこうな場所。小さくてよかった(たまには)。

前座の手作りクラフト系のバンド(紅一点の女の子の静かで強い目線が印象的で。わりかしよかった)が終わり。彼らが登場。っていうか。まるで学祭のステージ準備をみているかのような近さ。というか。学祭ですら、こんなに近くないよ....。自分たちで準備するこの感覚。近さ。ライブでたたき上げているバンド。っていう雰囲気がする。ファンの若い男の子たちが、必死で話しかけたりしてる。そうすると彼らは、準備しながら答えてくれる。好きだなー。こういうの。ベードラに2本のガムテープが貼ってあるとか。シンバルはジルジャンだとか。マーシャルのアンプのつまみの文字まで....。ほんと。近いというのは、それだけで感動する。

小さな箱の中。小さなステージで。音の反響具合も、その小ささを反映した「生」な音。テキサスはオースティンから来てくれた彼らをじーっと見つめる。みんな、携帯カメラを片手に、必死で写真撮ったり(禁じられてないから)。でも、これだけ近くで、かぶりつかれるように見られてたら、演奏しづらいんじゃないかと思うんだけど...。きっと彼らは演奏中、とにかく曲の中に入ってる感じがするし。大丈夫なんだろう。それか。こういうファンの気持ちがよくわかるのだろう。

昨日も見た若い感じの男の子が、今日も一番前にいて。真剣な目でmanufやmarkのギターのコードや指使いを、必死に身を乗り出して見つめている。純粋な音楽っ子を育てるようなバンドなのよね。きっと若い男の子たちにとったらヒーローなんだろうな。ロンドンで見かけるティーンって。ほとんどが本当に恐いんだけど。ライブ会場で見かけるティーンの子たちはいいな。純粋っていうか。そんな男の子たちが、ライブ中に目をつぶって、彼らの奏でる美しい音にノリ、顔をふるような姿は、美しい。メンバーの顔からしたたる汗がいっぱい見える。ギターに落ちたりしているけれど。大丈夫なのかな....。感電しないでね。とか思うほど。近い。アンプの音を消し、手元でチューニングしている時でさえ、その生の弦の音が聞こえてしまうくらい近くにいる。

Thursday 10 November 2005

four tet + explosions in the sky

昨日のSigur Rosに続き。20代最後の3日間。怒濤のライブ三昧。2日目の今日は。Four Tet + 前座のexplosions in the sky.

私としては。メインがexplosionsで、Four Tetも一緒だからもうけ!って具合なのだが。eat your own ears presents なライブです。ロンドンの西の方、 hammersmiths まで1時間くらいバスに乗り、ロンドンの西の雰囲気を久しぶりに堪能しつつ会場へ向かう。会場や人々の雰囲気は。昨日のSigur Rosにくらべて「クラブ」感がたっぷり漂う。開場して30分くらいたってたが、みんなの目的 ’Four Tet’ まで、 explosionsを含め3つも前座があるおかげか。ステージ周辺は若干まだスペースがあった。なので。ステージの左隅、一番前列に陣取った。ひゃっほー!長丁場だが頑張ろう。結局、今日はこの場に6時間も立ち続けた。

前座の1バンド+1DJが終わった後。いよいよ真打、explosions in the sky!! と、このとき。ローディーの中に女の子が1人いて、その子が働く姿がかっこよかった。で。きゃー!!近い。explosions の manuf です!彼のギターはシャイニングな水色のストラトだった。きゃー!大好きドラマーの chris です!スティックが何十種類も入ったスティックケースまで見えた。きゃー!michel がエフェクターをいくつもつなげ準備したりしてる、その姿まで見える。テキサスはオースティンから運んで来たのだろう、飛行機のタグとかがついたままのトランクが目の前に。きゃ−!mark のくつが new balance だ。とか、そんな、足下まで見える!きのうの Sigur Ros のリベンジ!ってな勢いでよく見える。ドキドキしながら彼らの準備してる姿を見つめた。(ミーハー)

はじめてのライブ。こ、こんなにも迫力があるものだとは思わなかった.....。彼らの全神経を、音に、楽器にゆだねて演奏している。すごい。エモーショナル。最初の一音。the earth is not a cold dead place の your hand is mine のギター.....。震えてしまった。美しすぎる。そこに音が存在する。彼らが演奏してくれている。その事実の壮大さみたいのに圧倒されてしまった。CDで聞いてた音が。ひとつひとつの音の要素が。どうやって生まれて来ているのかを感じた。彼らの指の動きひとつひとつまで見えたから。感動してしまった。音そのものが感情を持っているかのように、生きている。ソフトなシンバルの音。体の芯に響くベードラの音。同じ楽器を使ってここまで自由自在に音を変化させている ....。音の事を知り尽くしている感じ。信じられないくらいクリアに伸びるギターの音。確実に深さを与えてるベースの音 ....。

mark が出していた delay のエフェクターを通したギターの音。でも。遅らされる前、彼が弦を弾く所が見えたから、その時差を感じたわけだけど。 michel のベースは、その遅らされた音に合わさってて。お互い、なんの合図もしていないのに、時差もふまえての完璧なタイミングで曲の要素が創りだされている。そうやって生まれた音に私は包まれる。うーん、この説明あまりうまくないけど。妙に感動した場面だった。彼らの音楽のすばらしさって。やっぱりそれは、全ての音が、ギター、ベース、ドラムという楽器から生まれている事だと思う。エレクトロニカみたいな浮遊感あふれる音なのに。それらは全部人の温度が創った音。だからこんなに心に、エモーショナルに響く。そしてエモーショナルに浮遊する事を許してくれるというか、許容してくれる音。こんな風に生み出されてたんだ .....。ほぼ毎日。休みなくこれだけのエネルギーを使ったライブをやってくれている彼ら。その愛情と情熱の強さに。何かを創りだすという仕事に携わってる身として。尊敬と感動を抱いた。彼らの情熱とインスピレーションがある限り、ずっとずっと続けて欲しいと思った。

ふぅ。いまだ explosions の生演奏の音の渦の中にいるような気がしている中。今日の本当の真打、ラップトップな Four Tet のライブが始まり。かなりなナイスガイで、ピンクのナイキのスニーカーとかかっこよかったのだけど。うーん。でもやっぱり、explosions の迫力の後ではノリきれない....ごめん、Four Tet ....と思ってたのだが。Joyが演奏されたあたりから。照明の具合もクラブのようになってきて。気がついたら、めちゃめちゃ踊りまくってしまった。ふー。久しぶりに踊った。なんつうか。Four Tet はホント、ナイスガイだった。

で。終わったのは1時近く。プラスチックコップなどが転がりに転がった会場を、バキバキ言わせながらみんなで出口へ移動したのでした。会場の出口に向かおうとしたら。ツアーグッズ売り場に explosions の mark と chiris が!!!!! CD などを買った若者な男の子たちが、サインをねだったりしてる。そして、そんな男の子たちがデジカメで一緒に写真撮ってもらったり。こうやって、ファンに直接触れ合ってるやさしさがよいなー。しかも。サインをねだったりしてる人たちが「男の子」だって。それがまたかわいい。で。わたしも。幻のデビューアルバムの再発 CD と Tシャツを買い。 michel と chris にサインしてもらっちゃいました!!!声をかけられずに、もじもじしてたら、 chris がわたしに気がついてくれて、サインをくれたのでした。わーい!「本当に explosions が好きです」。と言ったら。michel が胸を押さえて「thank you」と言ってくれた。きゃー!!胸いっぱい。

Wednesday 9 November 2005

sigur ros at brixton

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2回のアンコールの後。いつもどおり、メンバー全員が挨拶して。永遠に続く美しい拍手喝采だった。そして。スクリーンに映し出される、TAKK.....。すばらしかった。そのひとつひとつの楽器から生み出される音が、確実にクリアにひとつひとつの要素となり、曲という存在の壮大なスケールの流れにまきこまれいる....。すごい。幸せというか、わたし的には、もう意味不明です。音を奏でる。という行為は本当に「ライブ」なものであるわけで。その瞬間だけ、そうやって重なり奏でられる存在で。だけど、このライブは、音だけではなく、目に見えるスクリーンに映し出される映像すらも「ライブ」なものだった。その瞬間だけに創られ、消えていくもの。すべての事柄が。現在進行形で創られているステージ。そういった中で、音を聞き。感じ...。目で見て。感じ...。なんだか、はてしない巨大な感動の中に包まれた。とり肌とかではすまない感じで。体の細胞が開いているのを感じる。そこから感動が解放されていく。

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満員御礼。Sold Outの会場。会場をぐるーっと。いくつも角を曲がり、ようやく列の最後尾についた。すごい列。あぁ...。ステージ見えないなこりゃ.....。で。Sigur Rosライブ用ツアーでもあるのか?大型バスが止まっていた。列にならぶ人々の雰囲気が。そこからもうSigur Rosな感じ。言葉でうまく言えないけれど。Sigur Rosの音楽を好きな人たち。という空気が妖精的にただよっている。時に。アイスランド語が聞こえてきたりも。そのやわらかな、あたたかい、独特の雰囲気に包まれている間、まるでアイスランドにトリップしたような気すらした。幸せだ.....。

アイスランドからやってきた、アイスランド的ハンドクラフトな雰囲気の、手作りTシャツを売ってたり。寒い国独特のあたたかさが、そこここに散らばっている。チリチリしたぬくもり。もうすでに、aminaのライブははじまっていた。いつもSigur Rosのバックを彩るカルテット。だいたいいつも前座もつとめてる。で。はぁ.....。進めるだけ進んでみた。が。真ん中が限界だった。そして。見えない。いつもより、人々の背がさらに高い気がする....。「音」を優先して、ひとまずセンターな場所に陣取る。が。どうか、どうか、全く見えないという状況にだけはなりませんように.....。結局最後まで。背の低さゆえに、悲しい思いをするはめになった。

はじめ。ステージの前にスクリーンがあって。そのまま始まった。そしてバックから透ける光によって映し出されるシルエット。光により幻想的に映し出された姿.....。あぁ....。なんて優雅な。なんて美しい...。Jonsiの弓でレスポールを弾く姿.....。それぞれの巨大なシルエットがゆらめいて。TAKKのintroからGlosolioへの流れ。美しい。まだライブを見るのは2回目だけれど。Sigur RosのライブはCDとはまるで違う。やっ。正確に言うと。ものすごいクオリティーでCDの音を完全再現しているわけなので、CDと違う。というのは間違ってるかもしれない。でも。そのステージが生み出す魔法のようなものによって、CDには含まれていない、もっと大事な、すごいものが立ち上り、特別な存在を創り上げる。密度が違う。生命が与えられてる。

だから。CDで聞いて、うーん....と思う人も、ライブを見ると、それなりに弾き込まれてれてしまうと思うのです。というか逆に、ライブを見せてあげたいと思う。CDで聞く8分は長くても。ライブで聞くと、全ての瞬間がいともなめらかに流れていってしまう。というか。終わって欲しくないもの。それに包まれているその瞬間達が。Aminaのカルテットのほかに。9人のホーン隊がバックにならぶ。もはや。Sigur Rosオーケストラ。それぞれの人々は、曲ごとにあちこちに移動する。なので、ライブ後に自分で曲を聴いたりすると、それぞれの曲が、それぞれのシーンを思い描かせる。個人的には。どうしても、Jonsiが優雅なクリーム色のレスポールを弓で弾き唄う姿と、ピアノを弾きながら唄う姿に目が釘付けになってしまう。1曲1回じゃ足りない感じ...。もっといろいろを見たい。あと、Orriがドラムではなく鉄琴をJonsiと共に弾くシーンが好き。鉄琴のキラキラした音と、かれらの魔法みたいに動く腕と(かすかに見える)、バックに映るキラキラの映像と...。

Orriのドラムは本当にすごい。このドラムのすごさは、どう伝えたらいいのだろう。ものすごく繊細な小さな音も、心臓に響くような迫力のある音も。どういう場合にもとにかく深い。そして強い。伝わってくるです。ドラムの存在って。その曲をつかさどる、心臓だと思うのです。血の流れを躍動させるもの。だから、その曲が活きるかどうかは、ドラマーの心臓(heart)次第だと思うのです。Orriのドラムは。まさにSigur Rosの心臓だと思う。ライブの終わりごろ。アンコールのころにも、ステージの前にスクリーンが下りてきて、またシルエットが映し出される。だけれど、始まりと違うのは、ライトがダイナミックに動くため、映し出される映像はよりダイナミックで。幾重にも重なり動く。怒濤のクライマックスだった。

Saturday 3 September 2005

Múm - Green Grass Of Tunnel

her space holiday - my girlfriend's boyfriend

finally we are no one / mum

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finally we are no one / mum / fatcat
the music which mesmerizingly invited me to Iceland
my favorite mum's album "finally we are no one' from fatcat.
this is not english but icelandic version !!!

Sunday 10 July 2005

sigur ros at summerset house

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聞く。という行為そのものが美しくあるような。そんなオーラ。音が。存在が。美しい。演奏中は人々が全ての音に敏感になってるかのように。彼らの音以外は、静寂。ただただ見つめ、聞く。演奏が終わると。感極まった歓声と拍手。それが次の曲が始まるまでずっと続く。

それぞれの楽器が。それぞれの瞬間が。それぞれの表情が。あまりにあっさりと無限大に絡み合って、これ以上ないです。ってくらい全てが完璧に美しい。この時間がずーっとずーっと続いたらいい。と本気で思った。
待ちに待ちに待ちに待ちに待ちに待った。sigur rosのライブ。初ライブ。会場はsumerset house. ここのライブはロンドンの夏の風物詩。わたしも毎年(3回目)来ている。由緒正しげな石造り建築+石畳の中庭で。おしゃべりしながら開始待ち。風を感じ。宵の蒼くなっていく空の下でのライブ時間。気がつくと夜。っていう状況が。かなり最高。そして今年はsigur ros 。もう。言う事なし。前座のバンド = aminaという女の子4人。いかにもsigur rosの前座っぽい、チリチリとメルヘンな音。が。彼女達。単なる前座ではなく、立派にsigur rosのサポートメンバーだった様子。sigur rosとともに。あまりにも美しく優雅なストリングスを奏でていた。

感動.....。sigur rosはCDで聞くより、はるかにライブの方が美しい。というのを知った。もちろんCDも美しいが。オーケストラはCDよりコンサートのほうがすばらしい。というのと同じ理由のように。ライブが美しい。たぶん、CDで聞くのはちょっと辛い...という人や、そもそも曲を聞いた事ない人でも、ただただ見つめて魅了されてしまうのではないかと。ヨンシーの声は。天使のようだった。あれが人間の声なのか?というくらい美しくてどうしようもなかった。あまりに自由に声を使いこなす。そしてクリーム色の優雅なレスポールを弓で弾く姿。見とれてしまいます。orriのドラムが深く遠く強く綺麗だった。バックの映像が綺麗なwaterstar(水のキラキラ)になった時。それをバックに鉄琴をたたくヨンシーの姿は幻想だった。

セットリストがなんだったか。とか、そいういうのはどうでもいくなるくらい、全部が、もう全部が全部が綺麗だった。やっ。でも覚えている曲もある。 olsen olsen、njosnavelin、vaka、svefn-g-englar、ny batteri、celesta、untitled 8 だけは確実にやってた。vakaではイントロで泣きそうになった。サビ?の部分であまりの美しさにどうしたらいいかわからなくなった。そして。わたしのハイライト。olsen olsen. この美しさ。一生忘れません.....。彼ら、ステージ上の8人(sigur ros + サポート)がそれぞれ弾き出す音が。そして。アンコールの最後の最後のuntitled 8は。本当にすごかった。拍手がなりやまない訳です。ちょびっと残念だったのは。やっぱり。もう少し背が高かったらよかった。

Friday 11 March 2005

the moomins puppet

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today's fantasy. or even... this is my fantasy these days.
i'm happy i've got these 7 dvds in london.
i love the stories happend in moonin valley a loooooot.

Sunday 20 February 2005

norsk/svensk

kitchen stories
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2003 norway/sweden by Bent Hamer

i watched this film at ICA 3 years ago. and.
this dvd is released from ICA. i love this design. and.
i love this film.

ICAで観てからとても好き。スウェーデンとノルウェーの映画。50年代が時代背景だそう。言葉よりも。そのしぐさ、妙ーな間、表情で綴るような。終始。クスクス笑っていられるような。暖かい感じ。だけど、あからさまなハッピーエンドではない辺りが好き。コミカルで。そのくせ内面的で。雰囲気があっていい。とても好き。あらすじをものすごくかいつまんでい言うと。スウェーデンのキッチン研究所(?)から派遣され、独身男のキッチンでの動きを観察するオブザーバーの人と、観察される側の頑固なおじいちゃんとのヒューマン映画。

針葉樹の山肌。雪。透明で透き通ったグレーの空気。若草色。色の統一感。厳しく美しい自然環境。氷河のように冷たそう。綺麗。丸いキャンピングカー。銀色の飛行機。50年代の車。葉巻。馬。木のインテリア。アルミのツール。ホウロウのポット。にしん。お守りのダーラナ馬。北欧のアンティークマーケットで見るようなコーヒーのカップ&ソーサー。登場人物の息が白い。ほっぺが赤い。

オブザーバー。根気比べ。してやったりないたずら。1つ1つのエピソードが、どれもこれもいい。いちいちいい。そのうち私も、オブザーバーとおじいちゃんのやりとりを予想したり、なんだか一緒になってる一体感が生まれてきたり。この2人だけではなくて、その周りの人との関係もなかなかおもしろい。

北欧の映画って。小さな街や村を舞台に描いたものしか見たことないけど、だいたい登場人物が変わり者。頑固者。でもそれは、嫌な感じの変わり方じゃなくて。どこか間抜けでかわいい。間抜けな大げさ度合いがキュート。全編を通じて、ほとんど無音だけど、たまに効果的にかかる渋めのjazzがよかった。そして何より。北欧語のアクセントがとてもいい。

Thursday 20 January 2005

GO GO MONSTER

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go go monster / taiyo matsumoto
my favorit japanese graphic novel. very beautiful book....

何よりまず。装丁が好き。by 祖父江慎 ● : ○うっとり...。ケースに入ってて。つやつやのハードカバーで。つやつやの紙がまっすぐに板紙に貼られている。ピシッと。すごく丁寧な。まっすぐな。手作りな香りがする。上下で色の違う花布も美しく。しおりもついてる。表紙、見返しの前からマンガが始まって。ー8ページ。450ページ分の裁断面に。すごく美しく赤く模様がつけられている。ユキとひまわりと机とモンスターたちの絵も好き。白。グレー。ピンク。黒。赤。小さい頃。ネバーエンディングストーリーの本を買ってもらった時みたいな。装丁によって、宝物度がふえていく。

立花ユキ。まこと。IQ。袋をかぶった上きゅうせい。学校。屋上。立ち入り禁止。銀の棒。スーパースター。窓際の席。ガンツ。用務員のおじいちゃんって。いつもなんかいいよなーと思う。あたたかい。雨。傘。制服。長靴。ランドセル。机。校舎。下駄箱。傘立て。黒板。うさぎ。花。木。トトロの絵があるし。春。夏。秋。冬。春。松本大洋のマンガって、必ず季節が描かれているから好き。よく空に、夏。とか冬。とか書かれてるってのも好きだ。水玉。彼ら。やつら。’チャンスが。消しゴムをボクのポッケに入れました。’マンガの割り具合とか、見開き具合がいい。目が。すごい。細部が。いっぱい。絵で。語っている。

ユキの目が好き。しゃべり方が好き。九条とちょっと似てる。まことって。なんか、天使の子供みたい。すごく素直で。普通な子だけど。’少し変わっています。みんなボクを怖がって近づかないのに、彼は違います。’ by ユキ。そんな子だし。そして、なかなか勇気あるし。’やびー。傘忘りた。’とか。ドリキャスの話とか。小学生の言葉が響く中で。リーン ゴーン ダーン ドーン。’ここには大勢友達がいます。スーパースターやチャンスのほかにもいっぱいいます...’’今ではほとんど彼らを感じなくなってる''どんどん大人に近づいていきのがわかります。どんどん感じなくなります。'黒い扉。IQの箱。とても深い所。'みんながずるく見える。'まことがハモニカを吹く。シロとクロみたい。ペコとスマイルみたい。ユキとまこと。帰って来れた...。...ガンツがいい。花と木。自転車を超かっとばす。なんか、すごい泣けてくる。松本大洋さんが。時にうらやましい。好き。って感情って。うらやましい。にとても近い?でもだから。結局、うれしい。ソレが。具現化されている。

実は。この、GOGOモンスターが一番好きかも....。密かに。スイミングウィズアスペーシーモンスターの名前の由来がここにあったりして....。誰か。どこかで。気がついてくれる人がいたらいいなー。なんつって。原画原作協力 冬野さほ。って。ステキ。でも。こういうまぶしすぎる夫妻は、もうなんというか、まぶしすぎて、たまに痛いほどに。まぶしい。結局。痛い。はどこにでもつきまとう。2年間にわたり、450 ページ書き下ろし。っていう企画を通した、編集者もすごいと思う。大切な。大切な....。この本が宝物になる理由は。山ほどある。

ping pong on film

ping pong / 2002 japan / dvd from ica

i like film version too
i can see exact landscape of my hometown sea n my high school days on this film