Friday, 20 February 2004

stealing beauty

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stealing beauty by Bernardo Bertolucci 1996 Italian/French/British film

Liv Tyler's Lucy
there are two dialogues i really love in this film
there are so many elements i really love in this film

Friday, 6 February 2004

spilitualized at the forum

今日はspilitualizedのライブ。ライブ会場って所は。londonで私が足を踏み入れる場所の中で一番F*ckって言葉を耳にする場所で、一番ビールのパイント率の高い所で、一番weedyで、一番“more dead than alive”などと、意味の解釈に困るメッセージTシャツ率が高い所で、一番スキンヘッド率も高く、一番、私が好きなタイプの男の子(60年代のミックっぽい髪型のlondonな雰囲気の男の子)率も高い所。今日確保した立見位置は。PAブースの後ろ。50トラックはあるミキサーやらの機材が並ぶブースが丸見え。PAのおっさんがカッコいい。が。ここには落とし穴が…。PAのおっさんが見てたセットリスト表も丸見え…。スタートと同時に今日のリストを知る。しかも。私の好きな”ladies and gentlemen we are floating in space”はやらないし…。でも。PAのおっさんが「hat」と書いた所をいじると、繊細なハットの音が実際にはっきり聞こえてきて、そういうのに感動。

私のイメージでは、spilitualizedの音はどこか宇宙っぽいスケール。しかも、名前がいい。スピリチュアライズド。幻覚。ノイズなギター。壮大な楽曲。トリップ感抜群。だけど気品。だから今日の気分は。音と共にどこかにかっさらって行っちゃってください。ってな感じ。だけど前半は。激しめな音と共に、もんのすごい量のフラッシュが莫大にチカチカとステージから襲ってくる。日本で何年か前にあった“ポケモン事件”が脳裏にある私は、まともにステージを見れない。しかもそれが1回や2回じゃない。何曲も。後ろの兄ちゃんが“oh! Stop f*ckin flash!”と言ってたが、激しく同意した。けど。彼らのライブ。アルバムで聴くより、サイケデリック感が強調されてカッコいい。それにやっぱり。ギターをむさぼり弾く男の人はかっこいい。つくづく感じた。ギタリスト達2人は、どこかシューゲイザー的な弾き方をする。で。ジェイソンの幻想的な声。まいった。後半5曲くらい、と言っても5曲で1時間くらいあったが静かめな曲が続き、ベース音,ギター,アンサンブルの音,重力間と浮遊感がまざったみたいな感じで最高だった。

音は。生もの。その瞬間に込められた魂。ほんと。ライブに来ると、写真なんて所詮、音楽には叶わない...ってめちゃめちゃ思う。ロックって。決してオシャレじゃないし、21世紀の音っぽくないかもしれないし、社交性がない音楽だし、不器用っぽいし、どこか泥臭いけど。やっぱり一番かっこいい。精神だし、魂だし。なんつうか。血が騒ぐ。涙も出る。アンビエントやエレクトロにかも好きだけど。最終的にはロック。こんな事を真面目に思う私も、きっと一生不器用な生き方しかできなさそうだなーと、帰り道にbusの中で思った。

Friday, 28 November 2003

radiohead in my head

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今日は、頭の中がやっぱりRadioheadだった。昨夜のライブをまだ引きずっている。ライブの事は。文章にしたいんだけど、たくさんなんだかありすぎて、とてもすぐにはまとめられそうにありません。でも多分、一番印象的なのは。「観客の歓声」だったと思う。もともとはオリンピック会場っつうか、横浜アリーナ級のマンモス会場ゆえ、先月見たライブの Mogwai(Liveハウス)の時のような、音の波に体を包まれる事もなく、Flaming Lips(ホール)の時のような暖かさもない。で。とてつもなく高い天井。ちょっと。無機質。ただ、遠くの方のちょっと趣味の悪い電飾を放つステージから聞こえる音。ライブ会場として、決して条件がいいわけではないのに。ステージから聞こえてくるThomの声は、それでも強くて、やさしくて、本当に本当に心に響く。

私が座った右奥の3階席から見下ろす下には。ステージの10倍はあるだろう、立見の人達で埋め尽くされたスペース。そして、同じ目の高さには、ぐるーっとその周りを取り囲む階段状の客席。広い。観客の姿を見ているだけで、まさに圧巻だった。会場は。そんな彼らの音と、Thomの声に魅了された人々の、想いが充満していた気がした。今まで、ブートCDでしか聞いたことのなかった、英国流の莫大な観客の歓声。美しかった。曲が終わるのを待てずに、湧き上がってしまう歓声。とても深い。みんなが、そのライブ会場で、よくわからないけど「安心」みたいな。包まれた感じ。そして。あまりにも驚いた演奏、Creepのイントロを聞いた時。 Jonnyのギターの時。サビの時。全員でコーラスする時。その空気には、人々の震えるような感動が溶け込んで、それらを照明が照らすもんだから本当に輝いたものになる。

そして。Thomの声。バンド自体の存在が変わっても。その声だけはずーっと変わらずにいてくれてる事がうれしかった。自虐的な繊細さと、触れただけで涙が出そうなほどのやさしさと、怒りにも似た気合と、感動的なまでの美しさを持っている声。今、というか、さっきから頭の中で回っているのはThere there. で。ちょっとバカなんだけど、会場でたくさん使った水色の双眼鏡を、思わず部屋で覗いてしまった。あの時は、その向こうにThomやJonnyがいたから。確かに。確かに見えたから...。やっ。別にThomが見えそうだったからって訳じゃないと思うんだけど。なんとなく。Thom がまた見えたらいいな。ぐらいは思った。というか。また見たい。軽快なフットワークで、感じるままに踊るThom。

今週のTime Out("ぴあ"みたいな雑誌)の表紙は。Thom e Yorkeだった。なので、Londonの街中にThomの顔が溢れていた。

Thursday, 27 November 2003

radiohead at earl'scourt

Londonの西のほうにあるEarl's Courtが今日のライブの会場。さすがRadioheadのライブ。Tubeの駅の周辺には、整備のためかPoliceが10人くらいいた。

1.There There
2.2+2=5
3.Sit Down. Stand Up
4.Where I End And You Begin
5.Lucky
6.Backdrifts
7.I Might Be Wrong
8.Myxomatosis
9.Creep
10.Paranoid Android
11.Go To Sleep
12.Sail To The Moon
13.No Surprises
14.The Gloaming
15.Just
16.Exit Music (For A Film)
17.Idioteque

+
18.Like Spinning Plates
19.The National Anthem
20.A Punch-Up At A Wedding
21.How To Disappear Completely

+
22.We Suck Young Blood
23.The Bends
24.Follow Me Around
25.Everything In Its Right Place

Monday, 3 November 2003

Flaming Lips at Hemmersmith Appolo

それはそれは。楽しいShowだった!風船が。たくさんだった。

Thursday, 23 October 2003

mogwai at astoria

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もう。写真なんてどうでもよくなってしまった......。「音」にはかなわない。

LondonのTottehnaham Cort Road周辺。Astoriaにて。夜もふけて。オレンジの光に包まれたライブハウス横の細いレンガ通りに、ライブを待つお客さんが並ぶ。こっちのライブは。整理番号などなく、つまり、買った時のタイミングは関係ない。当日早く並んだ人に均等にチャンスが与えられている。私達は。早くもなく、遅くもなく。少し寒かったので、ニットの帽子をかぶった人達がたくさんで、雰囲気がよかった。落ち着いているようで、オシャレな人が多いような、思ったよりも低年齢の人達も。

これが噂の。Radioheadも初期の頃やってたAstoriaの中身か。と。印象は。黒かった。なんとなく。イスのないパブのような。そしてそこにステージがあるような。早く並んだ人達は、みんな2階に行った様子。2階はパブみたいに、テーブルとイスがあり、まるっきりくつろいで見る事ができるらしい。そんな感じで。私達は、1階立見席の前から2列目だった。さらに。私の小ささを見て、やさしいお姉さんが私を1番前にしてくれた。Mogwaiのライブを1番前で待っている。すごい事だと思った。気がつくと、後ろのほうまでけっこういっぱいになっていた。

彼らのライブ。まさに音の波。空間が音で満たされてしまう。圧迫感があるわけじゃない。だけど壮大で。身をゆだねるしかない。というか。ただただそこに立ち尽くし、全身で音を感じて受け止める事しかできない。Martinのドラム。ハットの微妙なOpenを使っての「シャ----」という音が。あまりに繊細で美しかった。

この時ふと思い出した感覚があった。バンドを組んでいた大学の頃、初めてバンドで演奏した時思った事。「今、私が叩くドラムと、周りの人の演奏によって曲が存在している。もし私が演奏をやめたら、曲は止まってしまう」って。そう。音ってこういう事。音源で何度も聞けるかもしれないけど。それは少し違う。展示会で絵や写真を見る時。また戻りたかったら何度でも、いつまでも見れる。でも。ライブって。さっきの所がもう一度聞きたいって思ってもそれは無理。音は。生もの。瞬間の魂みたいのが宿る。その存在の尊さに打ちひしがれそうな程感動した。

終わった後。客電が着くと。床がびっしょりな事に気がついた。みんなビールなどを落としすぎるんだ。そして。缶とペットボトルと、プラスチックコップが散らばり、ふんずけるバリバリという音。こっちのライブハウスやコンサート会場って。大体の所が、帰り際は非常口を開けてくれて、入り口を通さず、外直通通路がある。日本にもこんなのあったっけ?すごく便利だけど。今日はクロークに荷物を預けちゃったから、その通路からは帰れず、長蛇の列に並んだ。

Sunday, 12 October 2003

Abby Road

St John's Woodに行った。世界一有名な横断歩道、Abbey Roadがある街。The Beatlesが4人で並んで写真を撮った所。レッチリがNaked+靴下で写真を撮った所。私、Abbey Roadには、5年前の卒業旅行で張り切って出かけた経験がある。で、もちろん道路標識で記念写真を撮り、横断歩道を歩いた写真も撮ってもらった。今日も。そういう人達がたくさん。ぞろぞろぞろぞろ。次々次々。楽しそうに横断歩道を渡る。親子で来ている人、カップル、いかにもその時代の音楽好きですって風貌の人、たくさんの日本人。正装した4人+カメラマンの5人組で、ビデオと三脚を持ち「撮影」をしようとしてる人まで。道路プレートの横に、ベンチなんても置いてあって。こういうさりげない配慮が好き。

こういう風景を、今回は少しおだやかな気持ちで見てて。Beatlesって本当にすごいな。ってしみじみ思った。だって、30年もたった今もなお、こうやってたくさんの人達に、ささやかな楽しみを与え続けている。直接的ではないにしても、彼らが会話の話題となり、旅行の楽しさを与え、何よりワクワク感を与えてる。

5年前に来た時は、落書きだらけだった道路プレート。今日見たのは、新しく変わっていた。そして、もう1つ気がついた事が..。Londonでは。横断歩道の横に、黄色いランプが点滅している所は「歩行者優先」となる交通ルールがある。その横断歩道に人がいれば、車は止まらなくちゃいけない。Londonの人は、なかなかこういうルールはきちんと守るので、黄色ランプの横断歩道は、青信号みたいなもの。で。実は。Abbey Roadの横断歩道も、この黄色ランプ横断歩道だった。だから、人々が横断歩道を渡っていると、車は止まってくれるルール。なーんだ.....。私、5年前は「ここはAbbey Roadなので、Londonの方達は、観光客が何をここでしたいのかを理解し、慣れているため、横断歩道を歩いている写真を撮ろうとしている人がいたら、親切に止まってくれるんだ。わーい。あの車、私のために止まってくれた!」って思ってた。なーんだ。単なる交通ルールだったのか。あの時は。観光客のお客様特別扱い気分の考え方だっただけか..。

Busを待つ間、交通量&人口量のあまり激しくない夜のAbbey Roadを自分勝手に遊びまわっといた。

Thursday, 4 September 2003