Thursday 10 November 2005

four tet + explosions in the sky

昨日のSigur Rosに続き。20代最後の3日間。怒濤のライブ三昧。2日目の今日は。Four Tet + 前座のexplosions in the sky.

私としては。メインがexplosionsで、Four Tetも一緒だからもうけ!って具合なのだが。eat your own ears presents なライブです。ロンドンの西の方、 hammersmiths まで1時間くらいバスに乗り、ロンドンの西の雰囲気を久しぶりに堪能しつつ会場へ向かう。会場や人々の雰囲気は。昨日のSigur Rosにくらべて「クラブ」感がたっぷり漂う。開場して30分くらいたってたが、みんなの目的 ’Four Tet’ まで、 explosionsを含め3つも前座があるおかげか。ステージ周辺は若干まだスペースがあった。なので。ステージの左隅、一番前列に陣取った。ひゃっほー!長丁場だが頑張ろう。結局、今日はこの場に6時間も立ち続けた。

前座の1バンド+1DJが終わった後。いよいよ真打、explosions in the sky!! と、このとき。ローディーの中に女の子が1人いて、その子が働く姿がかっこよかった。で。きゃー!!近い。explosions の manuf です!彼のギターはシャイニングな水色のストラトだった。きゃー!大好きドラマーの chris です!スティックが何十種類も入ったスティックケースまで見えた。きゃー!michel がエフェクターをいくつもつなげ準備したりしてる、その姿まで見える。テキサスはオースティンから運んで来たのだろう、飛行機のタグとかがついたままのトランクが目の前に。きゃ−!mark のくつが new balance だ。とか、そんな、足下まで見える!きのうの Sigur Ros のリベンジ!ってな勢いでよく見える。ドキドキしながら彼らの準備してる姿を見つめた。(ミーハー)

はじめてのライブ。こ、こんなにも迫力があるものだとは思わなかった.....。彼らの全神経を、音に、楽器にゆだねて演奏している。すごい。エモーショナル。最初の一音。the earth is not a cold dead place の your hand is mine のギター.....。震えてしまった。美しすぎる。そこに音が存在する。彼らが演奏してくれている。その事実の壮大さみたいのに圧倒されてしまった。CDで聞いてた音が。ひとつひとつの音の要素が。どうやって生まれて来ているのかを感じた。彼らの指の動きひとつひとつまで見えたから。感動してしまった。音そのものが感情を持っているかのように、生きている。ソフトなシンバルの音。体の芯に響くベードラの音。同じ楽器を使ってここまで自由自在に音を変化させている ....。音の事を知り尽くしている感じ。信じられないくらいクリアに伸びるギターの音。確実に深さを与えてるベースの音 ....。

mark が出していた delay のエフェクターを通したギターの音。でも。遅らされる前、彼が弦を弾く所が見えたから、その時差を感じたわけだけど。 michel のベースは、その遅らされた音に合わさってて。お互い、なんの合図もしていないのに、時差もふまえての完璧なタイミングで曲の要素が創りだされている。そうやって生まれた音に私は包まれる。うーん、この説明あまりうまくないけど。妙に感動した場面だった。彼らの音楽のすばらしさって。やっぱりそれは、全ての音が、ギター、ベース、ドラムという楽器から生まれている事だと思う。エレクトロニカみたいな浮遊感あふれる音なのに。それらは全部人の温度が創った音。だからこんなに心に、エモーショナルに響く。そしてエモーショナルに浮遊する事を許してくれるというか、許容してくれる音。こんな風に生み出されてたんだ .....。ほぼ毎日。休みなくこれだけのエネルギーを使ったライブをやってくれている彼ら。その愛情と情熱の強さに。何かを創りだすという仕事に携わってる身として。尊敬と感動を抱いた。彼らの情熱とインスピレーションがある限り、ずっとずっと続けて欲しいと思った。

ふぅ。いまだ explosions の生演奏の音の渦の中にいるような気がしている中。今日の本当の真打、ラップトップな Four Tet のライブが始まり。かなりなナイスガイで、ピンクのナイキのスニーカーとかかっこよかったのだけど。うーん。でもやっぱり、explosions の迫力の後ではノリきれない....ごめん、Four Tet ....と思ってたのだが。Joyが演奏されたあたりから。照明の具合もクラブのようになってきて。気がついたら、めちゃめちゃ踊りまくってしまった。ふー。久しぶりに踊った。なんつうか。Four Tet はホント、ナイスガイだった。

で。終わったのは1時近く。プラスチックコップなどが転がりに転がった会場を、バキバキ言わせながらみんなで出口へ移動したのでした。会場の出口に向かおうとしたら。ツアーグッズ売り場に explosions の mark と chiris が!!!!! CD などを買った若者な男の子たちが、サインをねだったりしてる。そして、そんな男の子たちがデジカメで一緒に写真撮ってもらったり。こうやって、ファンに直接触れ合ってるやさしさがよいなー。しかも。サインをねだったりしてる人たちが「男の子」だって。それがまたかわいい。で。わたしも。幻のデビューアルバムの再発 CD と Tシャツを買い。 michel と chris にサインしてもらっちゃいました!!!声をかけられずに、もじもじしてたら、 chris がわたしに気がついてくれて、サインをくれたのでした。わーい!「本当に explosions が好きです」。と言ったら。michel が胸を押さえて「thank you」と言ってくれた。きゃー!!胸いっぱい。

No comments: